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アルミダイカストの動向について
アルミダイカスト2023年の動向について
一般社団法人日本ダイカスト協会の統計調査によると2023年度の国内ダイカスト受注動向はアルミニウムについては、既存製品の減少が見込まれるものの、新商品・新開発品の立ち上がりや転注による受注増への期待があり、前年比 5.0%増との記述があります。用途別でも、一般機械用や自動車用など5つに分類されているが、いずれの用途でも前年比増加傾向にあります。
しかしながら過去5年の実績をみると2018年度の1,072,666tが最大、2020年度の839,138tが最小となっており、2023年度の918,253tはコロナ前と比較すると1割近く少ない量となっています。
弊社の印象としては、従来製品の動向はあまり強い印象はなく、新規案件や転注の需要に対し機会損失を最小限にする必要性を感じています。
EVシフトについては、軽量化の必要性から世界的にはアルミダイカストの需要増加が見込まれる要因だと言われています。しかしながら自動車のエンジン周辺に携わっている国内中小ダイカストメーカーも多い為、各企業の製品シフトについては自動化設備や環境対策、その他インフラ等の要因から厳しい側面もあります。
各企業の得意分野や付加価値を見える化し、ダイカストメーカーという大きな括りからその会社だから一緒に仕事がしたいというビジネスモデルを作る必要性を強く感じます。